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スポーツテックの「見る」の変化

従来スポーツ観戦は、現地に行くかテレビの2択であった。

しかしテクノロジー(インターネットとデバイス)の進化によりその形は変化し、現在その主流に動画配信サービスが加わっている。

今後5Gが普及することでさらに通信速度が向上し、リアルタイムでの試合データの配信はもちろんのこと、AR、VR機器と連動し、まるで試合の中にいるような臨場感・没頭感あふれる観戦方法の提供など技術的には可能な状況が近づいている。

テクノロジーの活用により、新たな見るツールを提供することで観戦者の増加とファンのコア化に寄与し、新たな収益源として期待がかかる領域となる。 まさにスポーツテックの醍醐味を 「見る」は一番表現できる分野といえる。

動画配信サービス

ARやVRなどのウェアラブル関連機器の進歩がカギを握るが、おそらくスポーツテックとしてのスポーツ観戦サービスは動画配信サービス事業者が行っていくと思われる。

VR観戦

1つは、家にいる(または観戦専用施設)状態でVR機器を利用して観戦するスタイルが予想できる。

これは通常ありえない「グラウンド内での観戦」による没頭感。好きな高さ、角度、ズームアップ/アウトなどはもちろん、レフリーや選手の目線で観戦するといったことが実現されるだろう。

AR観戦

一方、AR観戦は友人や家族とのコミュニケーション、また現地での臨場感や応援の一体感などはそのままに、新たな情報を加えて「より満足度の高い観戦」が可能なサービスとなる。

現時点での技術ではスマートフォンやタブレットに情報を表示するといった程度が現実的ではあるが、AR専用のウェアラブル機器のレベルが上がることで、現実とバーチャルの融合が図られる。

さらにクラウドコンピューティングでの処理速度や5Gによる回線速度の向上が条件となるが、クラウド上のAI(機械学習等)によって導き出されたデータが、ARゴーグルを通じてリアルタイムに配信され、選手やチームのパフォーマンス、知りたいデータをいつでも参照しながらスポーツ観戦ができるようになるだろう。

動画配信サービス事業者

現在様々な動画配信サービスが存在するが、スポーツ観戦が可能なサービスをいくつか紹介する。

DAZN(ダ・ゾーン)

DAZN(ダ・ゾーン)は、「好きなスポーツ」を「好きな時」に「好きな場所」で楽しめる、スポーツ専用の動画配信サービスです。

世界最高峰の様々なスポーツがリアルタイム・オンデマンドで提供され、応援するチームやプレイヤーの試合をいつでも、どこでも、好きなだけ観戦することが可能です。

年間7,500以上の試合をお手頃な定額料金で、 コマーシャルなしで提供し、今までにない自由なスポーツ観戦体験ができるスポーツテックな観戦サービスです。

全レースライブ中継 &見逃し配信はもちろんのこと、マルチアングル観戦、過去の名レース、ドキュメンタリーや特集など F1ファンにはたまらないサービスとなっています!
さらにF1以外にも F2やF3を全部観れてしまうのだから驚きです。

AbemaTV

AbemaTVとは、ニュース番組やアニメをはじめ、ドラマ、音楽、スポーツ、オリジナル番組など約20の多彩なチャンネルを提供する動画配信サービスです。 会員数4000万人超のAmeba(アメーバ)を運営するサイバーエージェントとテレビ朝日が共同で、 "インターネットテレビ局"として展開する、新たな動画配信事業です。

スポーツテック関連では現時点で「スポーツ」と「格闘」と「競輪」の3つのチャンネルがありますが、世界的には広義の意味で「チェス」もスポーツとして認められていることからすると「将棋」や「麻雀」も含めることができ、その2つも加え5つがスポーツチャンネルがあることになります。

eスポーツも日本での認知度や収益性が生まれてくるならば、チャンネル化されることも期待できます。

AbemaTVはスポーツ以外にもチャンネルがありますので総合的な動画サービスとして加入してみるのも良いかもしれません。

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